大昔、奴隷制度というものがありました。人類は長い間、この奴隷制度によってどれほど苦しめられてきたことでしょう。ところが人類は、未だに奴隷制度から解放されていないのです。不思議に思うかもしれませんが、よく考えてみてください。私たちは、お金の奴隷になっていませんか?
・幼い頃から勉強に励まねばならないのも、お金のためです。
・朝早くから夜遅くまで働かねばならないのも、お金のためです。
・ノルマ達成に頭や体を酷使しなければならないのも、お金のためです。
・旗を振ってお客さんを呼び込まなければならないのも、お金のためです。
・おべんちゃらを言ってご機嫌を取らなければならないのも、お金のためです。
・24時間、店を開けなければならないのも、お金のためです。
昔の奴隷はムチで叩かれましたが、食事は与えられました。そこそこの着る物も与えられました。夜には寝るところも与えられました。今はお金がなければ、食べられないし、着られないし、寝られないのです。これは、昔の奴隷以上に悲惨です。
お金がなくては、何もできないのです。お金がなくては、動きが取れないのです。出産から墓場までお金が絡んでくるのが、お金のある社会なのです。私たちは知らない内に、お金の奴隷になっていたのです 。
なんと恐ろしいことでしょう!
人類の不幸の元は、全てお金がらみなのです。なのに人類は、未だにお金を手放せないでいるのです。どうも人類は、お金のない社会が考えられないようです。それはそうでしょう。人類は、何千年もの間お金の奴隷になってきたのですから・・・。でも、お金は人類が作ったのですから、無くすこともできるはずです。それは、奉仕労働力さえ手に入れたら出来るのです。
もう、お金の奴隷から・・解放されようではありませんか? お金のために働くのではなく、自分の自由意志で働きたくて働く、そんな労働者になろうではありませんか? それができるのは、お金のない奉仕社会なのです。