今日資本家が頭を抱えているのは、経済を意識的にコントロールできない点です。奉仕経済は、意識的にコントロールできる仕組みですから、国民の意に適った経済運営ができるのです。例えば、急に方向転換したい場合でも、奉仕経済ならすぐにできるのです。なぜなら、自由に使える奉仕労働力を持っているからです。
もしあなたの体が勝手に動き出したら、無事生きられるでしょうか? 「こう動かそう、ああ動かそう!」と意識して動かせるから、無事生きられるのではありませんか? 経済は生きものですから、意識的にコントロールできなければ、大混乱を招いてしまうのです。その混乱を経済学で収めようとしても、できるものではないのです。なぜなら、人の心がコントロールできないからです。
コントロールできない資本主義経済は、いつか必ず破綻してしまいます。そんな経済にいつまでも頼っていてはいけません。そろそろ、意識的にコントロールできる経済にシフトしましょう。それができるのは、自由な労働力を持っている私たちです。
機械時計は頑丈そうに見えますが、一旦故障すると手に負えません。資本主義経済も機械時計と同じですから、何か問題が起きるとすぐに混乱してしまうのです。でも奉仕経済は、日時計ですから何が起きてもビクともしないのです。
ここまで、奉仕経済について説明してきましたが、どうでしょう!奉仕経済の良さが分かって頂けたでしょうか?
では次に、この奉仕経済を主柱に据えた、奉仕国家について説明したいと思います。