仕事とは何でしょうか?
仕事の目的は何でしょうか?
なぜ私たちは、外へ仕事に出かけるのでしょうか?
このことを深く考える人はいません。それは、外に出て仕事をすることが、あまりにも当たり前になっているからです。
では、考えてみましょう!?
1、仕事とは何か?
私たちは、人間だけが仕事をしてると思っていますが、植物も動物も仕事をしているのです。どんな仕事をしているのかと言いますと、〔動〕くと言う仕事をしているのです。人間も〔動〕くことで、仕事ができるのです。ただ人間と動植物と違う点は、頭を動かすこと( 考えること)が、仕事の一つになっている点です。
(イ・・〔人〕が〔動く〕と書いて〔 働く〕と言う字になる)
このように〔仕事〕とは、〔動〕くことなのです。仕事に貴賤が無いとか、仕事に良し悪しが無いと言われるのは、動くことに 貴賤も良し悪しも無いからです。
2、仕事の目的は何か?
では、何のために仕事をするのでしょうか?
それは、
・生きるためです。
・生活を維持するためです。
正確には、
・肉体を維持するためです。
植物が水分や栄養分や太陽光を吸収したり、動物が巣を作ったり餌を捕ったりするのは、自分の体を維持するためです。人間も、自分の体を維持するために、衣・食・住を得る仕事をしているのです。
3、なぜ、人間は外に仕事に出かけるのか ?
今日、社会人になると殆どの人が外に働きに出ます。でも本当は、外に働きに出る必要はないのです。なぜなら、自分の体のある場所(家)が仕事場だからです。でも今の社会では、自給自足するわけにゆきませんから、収入を得るために外に働きに出るようになったのです。原始時代の人たちは、自給自足で 衣・食・住 を賄っていたのです。
今日、第3次産業や第4次産業が主役の座を占めるようになりましたが、本来主役の座を占めるべきは、衣・食・住に直接関係する第1次産業と第2次産業でなくてはならないはずです。しかし今日の資本主義社会は、人の欲望を刺激して第3次産業や第4次産業の拡大を図り、強引に経済を成長させているのです。しかしこれは、人を堕落させると同時に地球環境を悪化させる、とても危険な行為なのです。
人間は、第4次産がなくても、第1次産業があったら生きてゆけるのです。実際に 人類は、何千年もの間、第1次産業だけで生きてきたのです。第3次産業や第4次産業が発達したのは近年です。
こう言うと、
“ 私たちに原始時代の生活をせよと言うのか !? 人間は憲法で文化的生活が保障されている !゛
と、言う人がいると思いますが、地球環境を汚し命を縮めてまで、文化的生活がしたいのでしょうか?
なぜこうもくどくど言うのかと言いますと、仕事を難しく考え苦しんでいる人が余りにも多いからです。仕事を単純に考えてください!
・家の掃除することが仕事なのです。
・料理をすることが仕事なのです
・子供を育てることが仕事なのです
・爪を切ることが仕事なのです。
・歯を磨くことが仕事なのです。
・風呂に入ることが仕事なのです。
・寝ることが仕事なのです
すなわち、
自分の周りの環境を良くしたり、精神的肉体的ケアをしたりすることが仕事なのです。
仕事を難しく考えないでください!
今持っている仕事の概念を捨ててください! そして仕事とは、単純に自分の肉体をケアすることである!という認識に変えてください !
そうすれば、もう仕事で苦しむことは無くなると思います。