では、奉仕社会において生活水準は、どの程度になるのでしょうか? 例えば、夫婦と子供二人の四人家族の場合を考えてみましょう。
奉仕社会の自由収得制度は、お金に換算することができないので断定できませんが、今日の中流家庭程度の生活水準になると思います。つまり、年収1千万円程度の生活水準になると予想されます。年収1千万円あれば、二人の子供を立派に教育できるでしょう。 当然、マイカーも持てるでしょう。( 奉仕社会にはマイカーはないが・・) 家も、3LDKくらいのマンションに住めるでしょう。(奉仕社会では、広い庭付きの一戸建ての家に住める)着る物も、そこそこの物が着れるでしょう。食べ物も、毎日牛肉と言うわけにはいきませんが、満足できる物が食べられるでしょう。(奉仕社会では、家庭料理が基本となる)
いいえ、 今以上に食材の質が良くなるので、想像以上に豊かな食生活が送れるでしょう。
年に1・2回程度、家族旅行もできるでしょう。時々、ディズニーランドにも行けるでしょう。また年に何回かの、映画鑑賞やスポーツ観戦もできるでしょう。このように奉仕社会になっても、今と変わらぬ中流の家庭生活が営めるのです。
今日の社会では、収入が落ちれば生活を切り詰めねばなりませんが、奉仕社会ではそのようなことをしなくても良いのです。なぜなら、奉仕労働力に上下がないからです。上下がないゆえに、誰でも必要な時に、必要な物を、必要な量だけ、収得市場で得られるのです。